習慣化ブログ

健康、節約、セルフマネジメントなど

デンタルケアは国民の義務にすべきと思います。歯石除去に行ってきました。

もし一年以上、歯科に行っていないとしたら今すぐ予約を入れることをお勧めしたいです。
例え若いころから虫歯一本無く、今のところ何も自覚症状が無い方でも、20代の方の7割は歯周病に感染しています
生活習慣病の調査・統計(歯周病)

80歳以上で20本以上の歯が残っている「8020」の方は28年度調査の厚生労働省調査の「歯科疾患実態調査」で51.2%とのことで、2人に1人は10本以上の歯が抜け落ちていることになります。
厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査」

そうなれば当然、食べ物をしっかり咀嚼し、飲み込むことが出来にくくなり、栄養の吸収が非効率になり健康状態が悪化します。食事そのものの楽しみも激減することでしょう。
更に、歯周病には 歯槽膿漏、虫歯 をもたらすだけでなく、 動脈硬化認知症、糖尿病の原因 にもなりえるのです。

対策としては口腔内を清潔に保ち、食べかすを残さないこととなります。
ただし、これは食後毎回歯を磨くだけでは不十分です。
噛み合わせの溝、歯と歯茎の間、歯と歯と隙間にはどうしても磨き残しが出てきます。
この磨き残しの食べかすに糖質がくっつきプラーク(歯垢)が形成され、これが菌の温床となるのです。
更にこのプラークが長い間歯の表面に残る事で、唾液に含まれるカルシウムなどによって石灰化し、歯石となります。ネバネバしたプラークは丁寧に歯を磨くことで除去が可能ですが、歯石となってしまうと自力で除去することはかなり困難になります。
更に悪化していき、プラークが歯肉溝に炎症を引き起こし、隙間が深くなり歯周病になりますが、この深い溝に貯まった菌を除去することは専門の施設があっても非常に困難なため、溝が形成される前に治療を行わなければ手遅れになります

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-という話を知り、10年近く歯医者さんに言っていなかった私が慌てて歯石除去に行ってきました。

行ってきたのは、川崎駅のミューザ川崎2階にある「川崎駅西口歯科医院」。
まず簡単に問診票の記入をして、診察台の上へ。
口腔内カメラでそれぞれ噛み合わせの溝、歯と歯茎の間、歯と歯と隙間の状態を撮影してもらったものを見せて頂くのですが、結構ショッキングなもので、単純にその汚さに引きました。。
汚い歯の印象は強烈に残りますので、歯は真っ白に保たねば、という意識改革の意味でも、定期的な歯科検診はおすすめします・・・。

「ちょっと普段感じない感覚だと思うので、痛かったりしたら言ってくださいね^^」
みたいな事を言われてピックみたいな歯石取りで歯石を削られるのですが、これが思った以上にガリガリ、て感じです。
痛みは全くなく、全部の歯から歯石を削っていただくまで30分超くらいだったかと思います。
ある程度削ったら水で流しつつ口をすすぎ、デンタルフロスで隙間の垢まで落として頂きました。

全部終わった後には歯石除去後の口腔内を見せて頂きます。
かなり綺麗に取られており、自分で鏡を見てみてもこびりついていた歯石が取れ、見違えて見えます。
先生曰く「95%くらいは除去出来たと思う。あと一回くらい2、3週間後くらいに来て汚れの状況などみせて頂ければ完了」とのこと。「放置しておけば間違いなく歯周病に発展していました」とも言われました(ちなみにその後すぐに2回目の診察予約しました)。

この治療を経た後に抱いた所感として、「歯石除去などのデンタルケアは定期的に行うべき・むしろ義務化してほしい」といったところでしょうか。
まず歯が綺麗になり、すっきりします。口が臭くなる糖尿病や動脈硬化での危険因子を軽減する事ができ、定期的に診察してもらうことで、生涯入れ歯なしで生活することが出来る→生活の質が大幅に向上する効果も期待できます。

私の歯石除去にかかった費用はおよそ1900円。 
たったこれだけの値段で歯周病とそれが一緒にもたらす全身疾患のリスクも防止できるのですから、私としては定期的に受けない理由が見つからないと言わざるを得ません。

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以上、私が歯石除去に行ってきたお話しでした。