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1万時間説を間に受けるな!500時間、一点集中すればどんな分野でも一流になれる!

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1万時間説をご存知でしょうか? Malcolm Gladwell という方が唱えるルールで、スポーツ、勉強、経営といったあらゆる分野においても1万時間実践すればその分野での一流になれる、というものです。

1万時間説は本当?

たとえばあなたが会社員だとして、いま努めている会社での仕事で考えてみましょう。
一日の勤務時間が8時間、1ヶ月の営業日20日として、月に160時間システム開発だったり営業に費やすとします。

 160(時間)×12(月)×5(年)=9600(時間)

となりますので、単純計算で5年間同じ仕事を続けていたら9600時間その仕事のために時間を費やしているといえます。これに残業が発生すると考慮すると軽く1万時間は越えていそうですよね。

ところが、同じ会社に5年勤めていても10年勤めていても、お世辞にも一流とは言えないような人は大勢います。

現実的に、アスリートで考えると、あなたの体がそのスポーツの世界の基準に達成していなければ、選手と同じ練習をこなすことはできないでしょう。同じ時間を費やしておきながら、練習の成果に差が生じることは明白です。

野球・サッカー・マラソン・バスケ・水泳・・・。

特定のスポーツで、トップアスリートが特定の身体的特徴を共有する傾向があるのには理由があります。

では、限られた時間の中でより成果を出すために何をすべきでしょうか?


自分に負荷がかかる目標を定める

「コンフォートゾーン」をご存知でしょうか?
comfort(快適)という言葉の通り、自分にとって居心地のいい、負荷のかからない状態の事です。

分かりやすいのは筋肉痛のイメージです。
腕立て伏せや腹筋をするとき、一番きついのっておそらく最後の5回ですよね。
きつい5回を「あと少し・・・、もう少し・・・」と歯を食いしばって達成するからこそ、徐々にその回数をこなせる体になっていくのです。

なりたい自分像だけ高くても、自分に負荷をかけることから逃げていては成長はありません。
ちょっと背伸びした、だが頑張れば達成できる目標設定をして、常にその目標に挑み続ける姿勢が大事です。

練習に集中すること

1万時間、という膨大な時間の長さに尻込みすることはありません。
「一流」と呼ばれるには足りないかもしれませんが、大抵のことは500時間をかける頃には満足に出来るようになります。
1000時間をかければ、どんな人だって一定のレベルには達しているはずです。

そのためにはやると決めた事に一点集中し、時間の「質」を高めることが一番大事です。
この「集中」力をどれだけ費やせたかが、500時間後~の結果を大きく変えていきます。
大事なのは努力の方向性、質です。
イチロー選手はストイックな練習で有名ですが、代わりにオフシーズンはしっかり羽目を外しているそうです。オフシーズン中の負荷が結果的にシーズンに影響を及ぼすからです。
その代わり、練習やバッターボックスに入った瞬間に「今、この瞬間」のみに自信の集中力を向けているのでしょう。

まとめ

真理である事は間違い無いのですが、この法則を単純化しすぎてしまうのは危険です。
大事なものは「かけた時間」と「時間の質」の掛け合わせである、という点です。
努力する方向性を、自分の目標にしっかりと定める。
そして、目標のために使う時間に対して一分一分を集中して過ごすとよいかと思います。

ぜひ、自信のコンフォートゾーンから飛び出すことを意識してみてください。